サクラノタヨリ
県政や県議会で感じたことを書いています

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中国という国 その4


最終日は上海。世界で最も発展のスピードが早く、中国台頭の象徴とも
いうべき街です。


各国の金融を中心とした機関は現在では首都北京よりも上海に拠点を
置いているそうで、本県の中国駐在拠点は上海にあります。


写真は上海の金融中心街である浦東新区にある世界で3番目に高い
「上海ワールドフィナンシャルセンター(SWFC)」を下から撮ったもの。
まるで天空にそびえ立つバベルの塔のようです。地上492m。地上
101階地下3階。あの六本木ヒルズを手がけた森ビルによって建設され
ました。


SWFC


見学者受け入れのフロアで上海の発展振りが一目でわかるパネルを
みつけました。


上海の18年


上が1990年の浦東区、下が18年後の同地区。これだけ町並みが一変
する都市もめずらしいと思います。なぜこんなに速いスピードで高いビルが
乱立するような事態になるのか。1つは土地のほとんどが国有地である
ということ。居住権をもっていても国家的な事業であれば代わりの住まいを
提供され、半強制的に撤退しなくてはならないそうです。


もう1つは重点的な事業に桁違いの金を投資する国家の姿勢。中国の
恐ろしさを痛切に感じさせられました。


100階の展望台から見る風景は過去に経験したことのないものでした。
初めて東京タワーの展望台に行った幼少の頃、床面にあるガラス格子
の上に立てずにおろおろしていたことを思い出しましたが、それよりも
倍以上高い展望台にも同じようにガラス格子の窓があり、見学者は
キャーキャー言いながら立っていました。


そこでもおもしろい(?)写真を1枚。100階の展望台の窓を拭く作業者
の写真です。身を乗り出して何と地上450mのガラス面を拭いていた
のです。何でも仕事にしてしまうお国柄とはいえ、私にはできない仕事
です。


100階での窓拭き
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中国という国 その3


中国での3日目は杭州市から上海を経由して南京に入りました。南京と
言えば第2次世界対戦中、日本軍による大規模な虐殺があったと言われて
いる街です。


写真は抗日記念館という南京大虐殺を風化させないために中国が作った
記念館の入り口で撮ったもの。館内での撮影および携帯電話の使用は
禁止。入り口ならということでしたが、警備員の視線は厳しいものでした。


遠くに「300000」という数字がご覧頂けますでしょうか。中国の発表では
日本軍によって南京の市民30万人が虐殺されたとされており、その数字
を入り口に掲げていました。左は記念館前にあるモニュメント。プレートには
「悪魔が来た」と書いてあります。


抗日記念館1  抗日2


館内に入ってびっくりしたことは中国人の子どもたちが大勢いたこと。修学
旅行かもしれませんが、中学生くらいでしょうか、おしゃべりもせずに真剣に
パネルを見ていました。中国は日本が祖国に対してひどいことをした歴史を
この抗日記念館を訪問させ、子どもたちに教育しているそうです。
しかし、その中身は事実に沿ったものなのか・・・。日中両国による正しい
検証が必要であると感じました。


順路の最後にはこう書かれていました。
「平和な世の中を作っていこう。しかし日中両国の国民は過去の歴史を
忘れることなく、常にお互いを警戒し合わなくてはならない。」と。


確かに両国には不幸な歴史がありました。忘れようとは言いません。
しかし現在も未来も両国の外交が友好的に行われなくてはなりません。
それを「常に警戒せよ」と謳い、子どもたちに教育しているのです。
残念でたまりませんでした。


しかし館内にいる時間、胸が締め付けられるような気分になったのは
なぜでしょう。不思議な体験でした。

中国という国 その2


中国訪問2日目。浙江省の省都杭州市から120m内陸地にある義烏という
町を訪問しました。義烏市はかつて貧しい田舎の県(中国の県は日本の郡
にあたる)でしたが、露店からスタートし商品市場の発展と都市化を進め、
現在では世界最大の雑貨市場。日本のイオンタウンの50倍くらいの規模の
ショッピングモールがあると想像して頂ければわかいやすかもしれません。


熱烈歓迎


義烏の市場に集まるバイヤーは1万人。取引額は498億元/年。1元は約
14円ですので、約7,000億円の取引が行われています。品数は170万品。
日本の100円ショップにあるような品は義烏の市場には必ずあるといっても
過言ではありません。


港からかなり遠くにあるにもかかわらず、なぜこれだけ発展できたのか。
答えは国による手厚い保護と援助。国の機関である税関や検疫を義烏に
設け、商品の販売から検閲・検疫・輸出までの工程が他市場に比べて
はるかに短くて済むとのこと。ここにも国家主導の経済政策が垣間見られ、
国を挙げた取り組みによって成功した例です。


それにしても杭州市からバス(日本の観光バスのような乗り心地では決して
ありません)で約3時間。高速道路網が発達しているとは言え、さすがに
疲れました。途中のSAで休憩した時に撮った写真です。


日本と変わらないSA  フーガとボロトラック


左は売店。日本よりも綺麗とはいえませんが、形状は同じでした。右側写真
の手前は日本の名車フーガ。杭州にはこのような高級車を乗り回す金持ちが
ごろごろいます。その一方でいかにも古そうなトラック。大きな荷物を載せて
義烏市場に向かうのでしょうか。富と貧が同居した1枚です。

中国という国 その1

3月16日から20日まで浙江省友好交流・中国事情調査団の1人として
発展し続ける中国の実情を見てきました。順に報告していきます。

<1日目> 浙江省人民代表大会 表敬訪問

ご存知の通り中国は共産主義の国。日本の国会にあたるのが
「中国共産党人民代表大会」。省や市ごとにも人民代表大会があります。
そのトップが写真右の趙 洪祝(ちょう こうしゅく)さん。日本で言えば
知事にあたる方です。ちなみに左は静岡県議会議長で今回の訪問団
の団長である天野 一さんです。

歓迎式 

 趙書記


静岡県と浙江省は1982年に友好提携を締結し、両県省は人的物的交流
を盛んに行ってきました。議会としても隔年で訪問団を結成し交流して
います。今年は本県が訪問する年ということで私も参加させてもらいました。


浙江省の人口は5,060万人。静岡県が380万人ですから人口は10倍以上。
しかし人口密度は静岡県とほぼ一緒。面積がそれだけ広大ということです。


省都は杭州市。多くの日系企業も進出しています。GDPは全国第4位。
発展する中国の象徴とも言える省。恐ろしいほどのエネルギーを感じました。


表敬訪問の後は記念祝賀会。党として正式に受け入れた訪問団に対する
歓待ぶりはすごいの一言。酒は20年ものの紹興酒。料理は一流品との
ことでしたが、高級中華料理を食べ慣れていない私にとって、特別な味では
ありませんでした。


それよりも紹興酒による「カンペェ~(乾杯)」の連続にはほとほと参りました。
その日は長旅の疲れも加わり、ホテルで撃沈でした。

教育力向上に必要なもの

秋田県に視察に行ってきました。目的は教育先進県秋田の実情を探ること。


秋田県教委


ご存知の方も多いと思いますが、秋田県は全国学力テストで全国1位。
小中学校とも全国平均の正答率を上回る結果。でも昭和39年当時はその教科
も全国より低位にあり、40位前後だったそうです。


平成10年の指導要領の改正を機に、秋田県が取り組んだのは少人数学習
の推進。小学校で33人、中学校で34人以上の学級をもつ学年に県単独で
人的加配を行いました。さらに基本教科(国語、算数、理科等)では20人程度
の少人数授業ができるように人的配置を行っています。


少人数学級にしたから成績がよくなったという相関関係は検証できないそうです
が、明らかに集中した授業が行えるようになり、子供たちが学ぶことが楽しくて
しかたないという感情をもつようになったそうです。


さらに市町村の要望に応じて教育専門監、いわゆるスーパーティーチャーを15人
も配置しています。(義務教育のみ)


スーパーティーチャーは1人で2~3校を担当し、先生方の授業の支援を行って
います。担任を持つのではなく、先生を支える先生が複数いるということ。
これは安心につながります。


秋田県は学校側だけが頑張っているわけではなく、地域も企業も家庭もみんな
で子育てしているという様子がわかりました。規模が小さいので出来る部分も
ありますが、本県でもできないはずがありません。


気になったのが「知事の姿勢」。秋田県は改革知事だそうで、教育にはかなりの
思い入れがあるようです。場合によっては議会と対立しながらも教育に関する
予算は確保しているとのこと。本県の知事はいかがでしょうか。


「教育とは学校の体制を充実させ、子どもを学校に託すこと」ではないことを感じた
視察でした。


それにしても説明員の方がやけに説明慣れしていました。よほど各県から視察に
来るのでしょうか・・・。


さて、今日から中国へ行ってきます。中国事情調査団という一年生議員が担当する
公務の一環です。これまたきちんと報告いたします。

意気消沈の最終日


3月10日、2月定例会が閉会しました。
知事提出議案の採決日。常任委員長報告の後、各会派が賛否の表明と
討論を行います。


我が会派は岩瀬会長が登壇。
知事の減額条例には反対、一般会計予算案には苦言を呈しながら賛成。
当然のことながら自民党はすべての議案に賛成。若干のクレームはつけて
おりましたが・・・。


一般会計予算案に対し、例のJALだけに対する搭乗率補償の部分以外は
私を含む会派の全員が賛成です。しかし、搭乗率補償は飛んでもいない路線
に対し、インセンティブ的に搭乗率を補償するというもの。なぜJALだけ?
なぜ70%?なぜ上回った場合のJAL側からの還元がないの?理解できない
ことばかりです。


会派としても論議を重ねてきました。しかし結果は提出者である当局の思惑
通りに進んだ結果となりました。


過去にも賛否が分かれた議案もすべて自民党は賛成の態度なので、当局側
にすれば「提出すれば皆OK」という事態です。本当にこれでいいのでしょうか?


数の原理を目の当たりにしています。永田町同様に静岡でも政権交代が必要
です。それまでしっかりと主張できる力を溜め込みます。


今日から視察に出ます。今回は秋田県。教育に関しての先進県です。しっかり
と勉強してきます。

同期の桜の結束力


会派平成21の1期生は7人。皆勉強熱心です。各議員の地元の行政課題を
共有しようという企画を続けており、今回は私が幹事となり先週木曜日に
富士市を訪問してもらいました。


訪問先は県施設では田子の浦港湾事務所と富士工業技術支援センター。
そして富士市にお願いしてふじさんメッセの現地調査とDMV(デュアルモード
ビークル)の取り組みについてレクチャーを受けました。


田子の浦港  工業技術支援センター  ふじさんめっせ


田子の浦港のしゅんせつ土砂の問題やふじさんメッセの利用状況など、1日中
ぎっしりのタイムスケジュールで充実した視察をしてもらいました。同期の桜の
結束力はいまだ健在です。これからも各議員の地元が抱える課題を共有化
しながら、お互い切磋琢磨し合いたいと思います。


ところで富士工業技術支援センターでおもしろい物を見せてもらいました。


TPいろいろ


さまざまなトイレットペーパーです。最近ではおしりを拭くのにもこだわりが
あるようです。


左上は牛乳パックから作られたもの、右上は保湿性に富んだもの、下の2つは色
つき。外国産だそうです。極めつけは真ん中。何と産地限定(カナダ産高級パルプ)
で1ロール200円也。どんな人が買うんでしょうか?確かに200円ロールの肌触り
は最高でした。





組織の一人か議員個人か?

今は2月定例会真っ最中で、本日常任委員会が終了しました。かねてから
申し上げている通り、2月定例会は4回ある定例会の中でも予算審議を行う
最も重要な議会であり、活発な論議がされています。


しかし・・・
ここのところ議員個人の判断と会派の判断と異なる事案が多く、正直な
ところ苦労しています。


議会や会派運営は議員一人ひとりの思いとは別な方向にいく事案がある
ことも事実です。滑走路短縮に伴う補正予算しかり、知事選に関すること
しかり、JALに対する搭乗率補償しかり・・・。


そこで問題になるのが優先すべきは議員個人としての判断か、会派という
組織としての判断か・・・という点です。かつてこのブログでも紹介したとおり、
会派平成21の1期生6人+先日の焼津選挙区補選で当選された大塚議員は
意思疎通が図れており、問題となる事案についてもほぼ皆同じ見解だと
思っています。


正直なところ最近の事案では個人の思いを封印して組織判断を尊重する
ことが多いのが現状です。


私は労働組合という世界で組織の重要性を叩き込まれてきました。ですから
組織決定には従うことは否定しません。ただ問題なのは組織決定に至る
「課程」です。


議会は期数や会派人数が優先される世界です。議会人としての先輩の意見は
尊重しなくてはなりませんし、いくら個人の意見を主張しても数によって押し切ら
れてしまう現実があるのは理解しています。ただその判断は期数や会派構成は
関係なく、「県民に軸足をおいたものなのか」という点は県議会議員74人が共通
して念頭に置かなくてはならないはずです。


10日は2月定例会の本会議採決です。すんなりとは採決に至らない議案も多く、
今までとは違う議会になることが予想されます。県民の皆さんも注目している
議案がありますが、県民の皆さんがご覧になるのは「結果」。民意や私個人の
判断と異なる採決になることも想像されますが、そこに至るまでには紆余曲折
があり、いろんな意味の駆け引きがあることをご理解頂ければ幸いです。


議会閉会後、私も74人の1人として2月定例会を振り返り、皆さんに「課程」を含め
てきちんと報告していきたいと思っています。







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プロフィール

桜町宏毅

Author:桜町宏毅
静岡県議会議員
1965年9月6日生まれ
A型

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